ウォーターサーバーの仕組み

ウォーターサーバーとは

ウォーターサーバーとは、継続的な水の供給のための売買契約と、これに付随する一連のサービスのことをいいます。

ウォーターサーバーは、住宅やオフィスに設置するサーバー（水を保温・冷温する装置、いわゆる「ウォーターサーバー」のこと）と大型のペットボトルの水の継続的な供給のサービスをいいます。

ウォーターサーバーを利用する場合、利用者は、ウォーターサーバーの業者と契約を結ぶことにより、継続的に水の供給を受けることができます。

また、ウォーターサーバーの業者は、利用者に対して、サーバーを提供し、水を販売して配達し、サーバーの定期的なメンテナンスをします。

サーバーは、レンタルの場合と買取の場合があります。また、メンテナンスに関しては、ウォーターサーバーの業者によって、提供しているところと提供していないところがあります。

利用者は、これらのウォーターサーバーの業者から提供されるサーバー・水やメンテナンスの対価として、お金を支払います。

ここで注意したい点は、ウォーターサーバーは、「利用者が必要なときだけいつでも好きなだけ水を買うことができるサービス」ではない、ということです。

そうではなく、ほとんどのウォーターサーバーは、「利用者の希望に関係いなく、最低限の量（いわゆる「最低購入量＝ノルマ」）の水を定期的に買い続けなければならないサービス」（もちろん、より多くの水を買うこともできます）です。ここが公共サービスである水道水との大きな違いです。

このため、ウォーターサーバーを利用する際には、トータルコストとして合計いくらかかるのか、また、ランニングコストとして、毎月いくら支払う必要があるのか、という点をよく注意してください。

ウォーターサーバーの業者から供給される水は、食品衛生法の基準を満たしているものですから、非常に安全で衛生的です。

また、サーバーには保温・冷温の機能がありますので、ウォーターサーバーを利用することで、冷蔵庫の空きスペースを増やし、また、すぐに温かいお湯を使うことができるようになります。

さらに、東日本大震災による原発事故の影響で水道水の放射能汚染があって以来、災害に強い飲料水としても、注目を浴びています。

今後は、「放射能に汚染されていない水」として、さらに注目を集めていくことになるでしょう。