水宅配業者の選び方のポイント

契約期間が明示されている

ウォーターサーバーの契約は、長期間の継続的な契約です。このため、契約期間があまりにも長くないかどうかをチェックする必要があります。ウォーターサーバーの業者を選ぶ際には、必ず契約期間をチェックするようにしてください。

ウォーターサーバーの利用の契約は、一定期間の長期間の契約です。一般的には、1年間の契約で、契約期間終了後は、1年間ごとの自動更新です。

より具体的には、ウォーターサーバーの利用の契約は、①一定期間、②継続的に、③業者が水を供給し、利用者が水を買取る（義務がある）契約です。このため、原則として、契約期間が終了することで、契約が終了となります。

逆にいえば、契約期間が終了しなければ、原則として、契約を解除して契約を終了させることができません。つまり、利用者としては、いったんウォーターサーバーの業者とウォーターサーバーの利用の契約を結んでしまった以上は、長期的にお金を払い続けなければなりません。

このような点から、契約期間は、利用者にとっては、重要な契約内容のひとつです。このため、契約期間や更新期間などを明示しているウォーターサーバーの業者は、非常に良心的な業者であるといえます。

なお、利用者を長期間拘束する条件である契約期間については、ウォーターサーバーの業者は、特定商取引法により、必ず利用者に明示しなければなりません（特定商取引法施行規則第3条、第4条、第8条第7号、第17条第9号）。

このため、契約期間や更新期間を明示していないウォーターサーバーの業者は、不親切であるばかりか、法令上も問題があるといえます。

ところが、契約期間を表示するということは、利用者を法的に拘束する期間を表示することでもあります。これは、利用者が利用をためらうことになりかねないためか、ウォーターサーバーの業者は、あまり契約期間を表示したがりません。この点は、注意が必要です。

以上のような点から、ウォーターサーバーの業者を選ぶ際には、必ず契約期間を確認するようにして、契約期間がはっきりしないようなウォーターサーバーの業者を選ばないようにしてください。